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  • 花粉症の原因植物

    Cryptomeria_japonica-Male_flower

    スギの雄花と花粉

    By ふうけ (ふうけ’s file) [GFDL or CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

    花粉症の約70%はスギ花粉症と推察されています。スギの花粉が多いのは地球の温暖化も関係します。これは日本の国土に占めるスギ林の面積が大きく、全国の森林の18%、国土の12%を占めているためでもあります。

    花粉症を引き起こす植物は60種以上が報告されている。春先に大量に飛散するスギの花粉が原因であるものが多いが、ヒノキ科、ブタクサ、マツ、イネ科、ヨモギなど他の植物の花粉によるアレルギーを持つ人も多くいる。

    北海道にはスギ花粉飛散は極めて少なく、イネ科やシラカバ(シラカンバ)による花粉症が多いなど、地域差もある。中国地方、ことに六甲山周辺において、大量に植樹されたオオバヤシャブシによる花粉症が地域の社会問題になったこともある。北陸の稲作が盛んな地域では、他地域よりもハンノキ花粉症が多い(シラカバ、ハンノキ、ヤシャブシ、オバヤシャブシなどは口腔アレルギー症候群をおこしやすい)。沖縄にはスギが全く生息しません。関東・東海地方では、スギ花粉症の患者さんが多く見られます。アメリカではブタクサ、ヨーロッパではイネ科の花粉症が多い。北欧ではシラカバ等カバノキ科の花粉症が多い。